
アロマ名 |
イリス(オリス) |
原産国 |
フランス |
学名 |
Iris pallida |
抽出部位 |
根 |
抽出法 |
水蒸気蒸留 |
香調 |
フローラル |
ノート |
ミドルノート |
香りの強さ |
中 |
希釈率 |
5% |
イリスはアヤメ科の植物で、根から抽出される香りはフローラル系で非常に香りが強いのが特徴です。
フローラル系のアロマオイルは花から沢山とれるものが多い中、イリスは根や茎といった部分からとれるラストノートのアロマになります。
石けんのようなパウダリー 、スミレの香りに似ており、花の強い香りが印象的です。
香りが強いうえラストノートのアロマですから揮発性が低く香りが長持ちします。
その特徴から高級な香水にもよく用いられているアロマオイルになります。
イタリアやフランスで生産されており、フランス産のイリスは香りの良い上質なものが多いのが特徴です。
抽出させるまでに乾燥が必要であり、場合によっては乾燥まで数年かかる時もあります。
ですから、アロマオイルの中でも貴重なオイルとなります。
・イリス精油の効能や効果
イリスの特徴は鎮静作用やリラックス感に特化していますので、ストレスがたまっている時や、イライラを鎮めたい時に使うと効果的です。
気分が沈みがちで、ブルーな気分や憂鬱な気分の時に効果をもたらします。
その鎮静作用は精神だけでなく、喉や気管支などの炎症への鎮静効果も見られます。
使い方としては入浴の際に芳香浴として使用すると、リラックス効果とともに咳や痰を抑えてくれます。
また、マッサージにも使えば肌の引き締め効果があります。
嬉しいのが体の老化を止める、という性質を持っており抗酸化や抗炎症といったアンチエイジングにも期待できます。
また、美白やシミ、そばかすといった肌へのトラブルへの効果も期待できるため、化粧品にも使われている成分です。
イリスは単体ですと非常に高価なため、同じフローラル系やウッド系のアロマオイルとのブレンドがおすすめです。
シダーウッドやオレンジ、サイプレスなどの精油がブレンドに合っており、イリスは低濃度にする方が
持っている効果を発揮しやすいため、混ぜるオイル向きと言えます。
・気をつけてもらいたいポイント
イリスは化粧水などにも含まれてはいますが、皮膚への刺激が強いアロマでもあります。
ブレンドし、化粧水を作る際にもあまり多量は使わず、皮膚の弱い人は肌荒れを起こさないか気をつけて使う必要があります。
妊娠中や授乳期の人は使用を控えるアロマオイルです。
また、大量や高濃度で使用すると人によっては頭痛や吐き気といった症状が出る場合もあるため、気をつけて使用しましょう。
その他にも服用してしまうと、下痢や嘔吐などの毒性を持っているため、小さい子供の誤飲には気をつけましょう。

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